ペット

子犬の甘噛みのしつけ方法

  • ケージから出してあげたときに、大喜びで飛びついてくるので撫でてあげると、撫でてあげている手を甘噛みしてきます。
  • お腹を見せて撫でて欲しがるときも、撫でていると甘噛みをしてきます。
  • スリッパや靴下、ズボンの裾を唸りながら噛んできます。

これらは、しつけをすることで治るのでしょうか?

その原因と対処方法を解説します。

・子犬の甘噛みが治らない
・子犬がトイレを覚えてくれません。

このような飼い主の悩みは、とても多いようです。
この記事には、「子犬の甘噛みのしつけ方法」について書いてあります。
(不安なことがある場合は、必ず獣医さんにご相談ください。)

トイレのしつけについては、過去の記事を参考にしてください。

甘噛みをする原因

前提として、子犬の甘噛みは本能行動なので、
やめさせることはできないと言っても良いでしょう。
しかし、噛んでしまう「手」や「足」から、
噛んでも良い「おもちゃ」へ変えていくことはできるでしょう。

甘噛みをした時に、大きな声で叱ってしまうのではなく、上手にしつけていきましょう。

甘噛みの原因

・歯が生え変わるので、かゆくて噛んでしまう。
・噛む行為そのものに興味があるため。
・噛むことがコミュニケーションとして備わっているから。

遊んでほしい、かまって欲しいから、飼い主へのアピールで噛んでしまうことも、
原因がコミュニケーションとして備わっている本能的な行動だとすると、
甘噛みは起きてしまうということですね。

しかし、その甘噛みは、成長と共に本気噛みになってしまうようなことはないようです。
また、歯の生え変わりが終わる頃(1歳頃)を境に、減っていくようです。

遊んで欲しいというアピールで噛んでしまう時の対処方法

噛んでも良いおもちゃを噛んだ時に褒めてあげる

噛んでも良いおもちゃで遊んであげるときに、褒めてあげると、
そのおもちゃで遊ぶことに夢中になります。
繰り返し行うことで「このおもちゃを噛んで遊ぶと褒めてもらえる」と思いから、
おもちゃを噛むようになります。
ただし、おもちゃを置いておくだけではなく、一緒に遊んであげることが重要です。

手を噛ませるようなことはしない

遊ぶ時には、噛んでも良いおもちゃを選んで、手が噛まれないようにして遊んであげましょう。
あまり小さいものだと、間違えて手を噛んでしまいます。
ミトンタイプの縫いぐるみを愛用しています。
使いやすくて、飼い主の手も保護できるので、オススメです。

手や足を噛んできても無視する

噛まれた場合に「こら!」「だめ!」とか怒ったり、叱ったりしても、
かまってもらっていると勘違いするので、無視しましょう。

疲れ果てさせる

疲れさせる方法

・散歩でしっかりと運動させる。
・ドッグランを活用する。
・引っ張りっこや、おもちゃを投げて取ってこさせる運動をさせる。
・さまざまな生活音を聞かせる。
・電車や車の走っている音を聞かせる、乗る。

このような、刺激を体験させることで、疲れ果てて眠ってしまうようです。
また、いろいろな人や犬に出会ったり、
音を聞いたりとさまざまな刺激を受けることで、
大人になっても精神的に安定したワンちゃんになるケースが多いようです。

嫌なことや恐怖から逃れたくて噛んでしまう時の対処方法

ブラッシングをしたり、撫でようとすると嫌がって噛んでくるワンちゃんもいます。
そのような時は、おやつをあげながら、その行為にゆっくり慣らしていきましょう。
怒り出して、噛んでくる前に、おやつなどで上手に対処しましょう。

いろいろ試しても治らない場合

飼い主の方で、噛んでくる原因を理解できていない場合が多いと思います。
「遊んで欲しい」が原因の場合は、たくさん遊んであげましょう。

慣れていないことに対して、嫌がって噛んできている場合は、
怒る前にその行為をやめておやつをあげて褒めてあげて慣れさせましょう。

それでもうまくいかない時は、ドックトレーナーや獣医さんに相談してみてください。

まとめ

甘噛み対策は、噛んでくる原因を理解してあげて、
的確に対処してあげることが解決につながります。
そのためには、イライラせずによく観察してあげて、楽しく付き合っていきましょうね。🐾